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好き好き大好き超愛してる   

好き好き大好き超愛してる。

舞城 王太郎 / 講談社

スコア選択: ★★★★★



タイトルからしてイッちゃってるし、ちょっと気恥ずかしい感じなんだけど、この本は最高に幸せな
気分になる素晴らしい作品。作者は覆面作家の舞城王太郎。覆面作家ってのは決して覆面を
かぶってる作家ってことじゃなくて、姿を見せたことがないのでどんな人が書いてるのか?全く情報が
ない作家さんのこと。とにかく彼は素晴らしい才能の持ち主だと思う。

この本には「好き好き大好き超愛してる」と「ドリル・イン・ザ・ホール」の2作が収められてる。
前半の「好き好き大好き超愛してる」は舞城がせかチュウブーム以降の純愛というテーマに
まっこうから勝負を挑んだような、そんな作品になってる。
「愛は祈りだ。僕は祈る。」って言う書き出しではじまるこの作品。ほんとピースフルなラブストーリーって感じ。

彼は、うちの好きな伊坂幸太郎同様に、文章のリズムやセンスがすごくいい。リズムがいいから
すごく読みやすい。そして何より表現がいい。ストーリーももちろんのことだけど、文章のセンスがほんと
いいなぁって思う。ってなんかこれじゃあ何の説明にもなってないんだけど。とにかくこの人の文章読むと
なんかすごく才能があるなぁって感じるんだよね。他の作品もそうなんだけど、とにかく彼の
文章はとても人をひきつけるものがあるって思うんだよね。

そんでもって、この作品は今年の芥川賞?(直木賞だっけ?)の候補に入ってた。結局受賞したのは
モブノリオとかいう、いや~なノリした変なおっさんだったけど、きっとこっちのほうがいいはず。
あんな中途半端なヒップホップもどきの文体なんて、ほんと許せないね。とにかく、そんな作品より
こっちのほうが素敵な作品であると思うんでぜひぜひ読んでみて。この作品はうちの中で
今年のNo1ヒットであることは間違いない。
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by Kurt. | 2004-11-07 23:36 | Books | Top |

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