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夢日記 改稿 黄色い金魚   

黄色いしゃべる金魚を連れて、九州のあたりを旅してる、僕ら。なぜか僕は
この街を知っている。以前来たことがあるのだろうか?そう思いながら街中を
さまよう僕らはどこへいくでもなくただ途方にくれていた。

空を真っ暗な雲が覆っていき、今にも雨が降り出しそうな気配。今日のところは
もうあきらめようとしたそのとき、僕は目の前にあった学校に吸い込まれるように
歩き出した。そのときはなぜだかわからなかったけど、今にして思えばきっと
あの学校が約束の地だったんだろう。そう思い立った僕はその学校へと走りだした。

学校の校庭にたどり着くと同時に、せきをきったようにバケツをひっくり返したような
雨がふりだした。土砂降りの雨の中ぼくはなにかに引き寄せられるように、その学校の
角にある理科室へと向かった。そこに理科室があるということを僕はなぜか知っていた。
しかし僕はこの学校にきたことはないはずだった。

その記憶自体が誤っているのだろうか、そんなことを考えつつ理科室へとたどり
着いた僕は、引き戸の横にあるたくさんの金魚がはいった水槽の前にたどり着いた。
そんなに大きな水槽ではないのにその中にはさまざまな種類の金魚が群れをなして
泳いでいた。

黄色い金魚もきっとこの中にはいりたいに違いないと思った僕は躊躇することなく、
その水槽の中に黄色い金魚を入れようと思った。金魚がそのとき口を動かしてなにか
しゃべっていたのかもしれない。しかし夢中になっていた僕にはその声が届かなかった。
それが彼がぼくに向かっていった最後の言葉になるなんて、そのときには思っても
いなかった。

この水槽こそが僕らの目指していた場所なのだろう。そう思い込んだ僕は金魚の入った
小さなビニール袋をひっくり返して、中の水もろとも金魚を水槽の中に入れた。これで
ぼくの旅もやっと終わりだと思って安堵したが、金魚を入れたはずの水槽の中には黄色い
金魚の姿は見当たらなかった。

黄色い金魚を水槽に入れ損なったんだと思い、焦って、床を見たが、そこには水滴が
ただたれているだけだった。このままじゃ金魚が干からびてしまうと、すごく不安になった
僕は、理科室の中をくまなく必死で探すが、どこにも金魚はいなかった。黄色い金魚は
消えてしまった。ビニールから水槽にはいる一瞬の間に.....

呆然と立ち尽くしていた僕の目に、開け放たれたままの引き戸がうつった。雨の向こうを
眺めたとき、雨の中を泳ぐ黄色い金魚が僕には見えた気がした。彼はきっと降り続く雨の
中を自由に泳ぎまわってるに違いない。そう自分に言い聞かせ、雨に向かってぼくは
サヨナラを告げた。



( ̄O ̄)(-.-)(_ _).zZ トラバ企画「夢日記」テンプレ ( ̄O ̄)(-.-)(_ _).zZ

あなたのみた不思議な夢をトラバしてください。
締め切りは5月末日。皆さんの参加お待ちしています。

企画元:2+2=5(http://diesuk.exblog.jp)

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以前にも書いた夢の記事なんですがそれを今回の企画用に改稿しました。黄色いしゃべれる金魚なのに
金魚は一度もしゃべってないんですよね。でも起きたときにはしゃべれる金魚だったって言う印象が
強かったんです。そしてほんとにみた夢には他にも一組のカップルが一緒に旅をしてました。しかし
理科室に着く前から登場してなかったので、今回の記事には参加させませんでした。それにしても
自分の文才のなさが目立ってしまいますね。ちょっと悲しい。
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by Kurt. | 2005-05-19 20:59 | 雑文(創作系) | Top |

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