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四日間の奇蹟   

a0023548_1727398.jpg第一回このミスの大賞(このミステリーがすごい大賞)を取った「四日間の奇蹟
このミス大賞をとってるけど、この小説ミステリーではない。どちらかというと
ファンタジーなんじゃないかな?って思うんだよね。

まぁその辺はいいとして、小説が始まってから半分くらいはこれといって何が
起こるわけもない、状況説明が続く。何もないといっても、ピアニストの主人公が
ある事件に巻き込まれて中指を失ったり、その事件をきっかけに脳に障害を持つ
少女を預かることになったりといったストーリーのベースの部分を書いてるんだけど、
こういうなんにもない文章を飽きさせずに読ませる才能っていうのがこの作者が
評価されてる理由なんじゃないかって読んでて思った。心理描写がほんとにうまい。
そして千織という少女が不思議と魅力的、、、そういうとこが、うまいんだよなぁ。

後半、奇蹟が起きるというか、不思議なことが起こるんだけど、その不思議なことってのはけっこう
小説とかでありがちなパターンって気がするんだよね。だから目新しさっていうのは確かになかった。
でもその奇蹟を通じて主人公たちに本当の奇蹟が訪れる。そんな流れにはちょっとだけしてやられたかな?
って思った。まぁ無難な小説っていう感じは否めなかったな。

でも人との出会いっていうのはそれだけでみんな奇蹟なんだよね。そしてそこで化学反応が起きてより
大きな奇蹟となるのってとっても素敵なことなんじゃないかなぁ?なんて、そんなことをちょっと考えちゃった。

ちなみにこの作品、6/9から映画が公開される。まぁうちは見に行くことはないと思うけど、
きっと感動できる映画に仕上がってるんじゃないかな?感動って言うのを強調して宣伝とかも
するんじゃないかと思うけど、、、(そのへんはちょっと批判的)

でも原作を読む限り、「セカチュー」とか「いま、あいにいきます」系の泣ける映画になると思うんで
映画で泣きたい人は見るのもいいかもね。うちは映画より小説読むことをおすすめするけどね。
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by Kurt. | 2005-05-25 17:35 | Books | Top |

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