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砂漠 伊坂幸太郎 つまらない。なんてことは、まるでない。   

a0023548_9535471.jpg伊坂さんの新作『砂漠』をさっそく読んだよ~。昨日の夜は時間があったから、ついつい、家で読書なんてしちゃったから、あっという間に(っていうか昨日買ったばっかなんだけどなぁ)読み終わっちゃった。ただね、あっという間に読んじゃったけど、おもしろさの観点からするとちょっといまいちな感じもするのだよね。

物語は大学の4年間を春夏秋冬+春の4つの構成で描いてる。登場人物は主人公の北村、東堂、西嶋、南、と鳥井っていう友達グループを中心として、大学生活の間、恋愛、麻雀や、ボーリング、そして事件に巻き込まれたりしながら、あっという間の大学生活を過ごしていくっていう感じ。主に何かを起こすのは西嶋と鳥井。西嶋のキャラはなかなか強烈。でもまっすぐさ加減がなんかいいなぁって思う。

サンテグジュペリの名作『人間の土地』を引用した言葉がそこかしこに出てきて、コレ読み終わったら、読みたいなぁって思っちゃう。(ってうちは昔読んだ事あったんだけど、、、)ほんと素敵な言葉がいっぱい出てて、そういう部分がとてもいいなぁって思ったんだけど、、、ただストーリー展開がいまいちなんだよね。巻き込まれる事件もなんかなぁって感じ出し、伊坂さんの小説特有の読後の爽快感が全くないんで、なんか物足りない感じだったよ。けっこうメッセージ性が強いから、いつもの伊坂さんの小説をイメージしてるとちょっと違うかももなぁ・・・なんで万人には勧められないね。

ちなみにタイトルの砂漠は大学卒業後の世界のこと(社会)。その世界にひと一人ががんばれば雪を降らすこともできる。っていうのがこの小説のテーマかな?そんでもって、この記事のタイトルの「なんてことは、まるでない。」っていうのはこの小説によく出てくるフレーズ。かなり気に入ったので私的流行語にでもしようか、なんてことは、まるでない。
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by Kurt. | 2005-12-10 09:52 | Books | Top |

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