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キマイラの新しい城/殊能将之 現代版ドン・キホーテ?   

a0023548_17341881.jpgスタジオボイス小説特集に載ってた本で面白そうなものを片っ端から読んでるんだけど、これもその口で見つけたもの。前回のは思いっきりラノベだったけど、今回のは馬鹿ミステリー小説(笑)「キマイラの新しい城」っていうかこれをミステリーといっていいのか?(笑)

事件が発生したのはなんと750年も前の古城シメール城。舞台はもちろん現代で、古城の領主の霊にとりつかれたという、社長の頭の中にしか存在してない現場状況から、容疑者を探さねばいけない。そんな事件を解明させられる羽目になったのじゃ石動戯作(いするぎぎさく)でも実際この探偵、自力ではほとんど何もやってない(笑)だからほんとに名探偵なのか?ちょっと疑問なんだけど、他の人の知恵を借りて最終的には問題解決。

でも、この小説の中心はその謎解きにあらず。その750年前から現代の社長の頭の中にやってきた霊(エドガー)がバイクという名の早馬に乗ってトキオーンのロポンギルズに従者を従えて出向く様はまさに塔を竜だと思い込んで突撃するドン・キホーテみたい。そこがほんとおもしろい。電車の中で読みながらにやけちゃったもんね。笑いかみ殺すのにかなり苦労した面白い小説でした。こういうお馬鹿なのもたまにはありだな。
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by Kurt. | 2006-02-19 17:58 | Books | Top |

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