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シャングリ・ラ / 池上永一 SFって言うかゲームの世界?   

a0023548_10353889.jpgやっと読み終わった~。って感じで1600枚(592ページの上下2段)の長編小説
『シャングリ・ラ』を読み終えた。読み終えるのに約1週間。大抵の本は2,3日くらいで読み終わるから、それを考えると2冊分を読んだようなボリュームだったんだね。読み終えた感想は「あ~あ終わっちゃった。」っていうちょっとしたせつなさと「読んだ~。」っていう満足感。こういうのが本を読む醍醐味だとうちは思うんだよなぁ。

この小説はね長いんだけど読めば読むほど世界観に引き込まれて、どんどん先を読みたくなるっていう感じでとにかく面白い。ほんと超一級のエンターテイメント作品だと思うなぁ。舞台は地球の温暖化が原因で熱帯になった未来の東京。そこに一部の民衆を切り捨ててまで建設を進めている積載都市のアトラス。その建設を止めようとする地上のゲリラの戦いから始まって、そのゲリラの総統(この小説の主人公)がアトラス建設の真相を知り、炭素経済(この時代の新しい経済システム)の崩壊、そして自分の運命を知った主人公が皇太子になるまでの戦いと流れるように物語は進んでいくから、どんどん世界に引き込まれちゃうんだよね。

しかも、不思議なことに戦いで主要キャラは全く死なない。バイクにひかれても、絨毯爆撃で爆発に巻き込まれても、死んだと思った人物が後半に実は生きてるっていうことで、でてきてまた戦う羽目になったり(後半のほうではまたかよって感じだったし・・・)後から出てくる人物は前半で最強だった人をいとも簡単に倒しちゃったりして(ってこれ魁!男塾みたい)とにかく、漫画読んでるのと同じで面白いし、読了感も最高!純文学好きの人はこういうのってちょっと苦手かもしれないけど、本を読む面白さっていうのを知るには最適な本じゃないのかな?

ちなみにこの小説ニュータイプっていう雑誌に連載されてて、そのときは萌え系の挿絵つきだったみたい。このハードカバーには一切そういうのがないっていうのも面白いよね。小説読んでて思い出したのは漫画のナウシカ。自然が人間を襲うっていうのとか、女性が主役とか、なんかイメージ的に重なる部分が多かった。ナウシカの最後はちょっと、これどうなのよ。って感じだけど、こっちはそういうのないから、ほんとおすすめ(ってナウシカの漫画も読んだことない人にはぜひ読んで欲しいけど)これは時間かかるけど、読んで損のない1冊だと思うよ。
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by Kurt. | 2006-02-26 10:56 | Books | Top |

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